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角膜―水晶体間に人工レンズ フェイキックIOL 強い近視でも視力向上  長年コンタクトレンズを使ってきた神奈川県の運転手Aさん(31)は、近視の矯正手術を受けようと横浜市の眼科を訪ねた。近視が強いため、レーザーを使う方法では不向きと判定され、代わりに角膜と目のレンズ(水晶体)の間に人工レンズを入れる「有水晶体眼内レンズ(フェイキックIOL)」挿入術を両眼に受けた。見えにくかった夜間でも視力1.2以上が保たれ、安心してハンドルを握っている。(科学部・長谷川 聖治) 手術15―30分だが医師に技術必要
有水晶体眼内レンズ
近視の治療では、「LASIK(レーシック)」と呼ばれるレーザーを使った手術がある。まず電動メスで角膜表面を膜状に切開してめくる。その内側の角膜をエネルギーの高いエキシマレーザーで削り、めくった膜でふたをする。角膜の屈折率を変えることで視力を取り戻す原理だ。乱視の矯正もできる。  保険は適用されないが、年間約5万件(慶応大医学部眼科推計)の治療が行われ、日本眼科学会も今年2月、「レーシックは視力矯正の第一選択肢」として診療指針を作成した。  だが、このレーシックはAさんのような強度の近視(視力0・03程度以下)や、角膜が薄く、削れない人には適さない。そんな人に有効とされるのがIOL挿入術だ。  使用する眼内レンズは、白内障治療で使われるのと同じ樹脂素材。白内障手術と違うのは、白内障の場合は水晶体を除去し、レンズを挿入するのに対し、近視用IOLでは水晶体をそのまま残す。このため、「有水晶体」の名がある。レーザーで角膜を削ることもない。1986年に始まった欧州では既に17万件に達し、米国でも今年9月、近視用眼内レンズが承認された。  「レーシック後に時折起きる周辺視野の見えにくさ(グレア)もなく、角膜が薄く、強度近視の人には向いている手術だ」。昨年以来、Aさんら30例以上のIOL術を実施した深作眼科院長の深作秀春さんは評価する。  手術は、麻酔を含め15―30分。麻酔後、角膜を切開し、虹彩(こうさい)の間にある前房にレンズを挿入、レンズ両端のカニの爪(つめ)のような固定具で、虹彩の外側に留める。レンズの直径は6ミリ程度で、厚さは手術前の視力によって異なるが1ミリ前後。手術は1か月ほどの間隔を空けて片方の目ずつ行う。  「前房には、角膜や虹彩に栄養を送り、老廃物を排出する役割を担う液体がある。角膜内皮細胞の障害を避けるため、前房の深さが3ミリ以上あることが、手術を行う目安」と深作さんは言う。虹彩の炎症の程度によるが、手術後の1年間に6、7回通院して経過を診る。7割の人は抜糸は必要ないが、乱視が強い場合は手術後、数週間以内に抜糸する。  5年前から100例以上のIOL術を行った慶応大教授、坪田一男さんによると、平均裸眼視力は手術前の0・02から0・9に改善した。  一方で〈1〉角膜を長さ約6ミリ切開するため縫合が必要で、乱視が出ることがある〈2〉角膜内皮細胞が1、2%程度減少するので経過観察が必要〈3〉レンズの虹彩固定に技術を要する――など課題もある。保険は適用されず、費用は一方の目で30―40万円。坪田さんは「この手術はレーシック同様に今後普及すると思う。ただ、手術には一定の技術が不可欠で、医師を選ぶことが必要」と話している。
(2004年11月29日 読売新聞)

レーシック以外の近視矯正としてのコンタクトレンズ

矢野経済研究所の調べによると、コンタクトレンズの使用者は国内で約1545万人。このうちハードタイプは約3割、残りの7割がソフトタイプを使っている。視力を矯正するコンタクトレンズの品ぞろえが多彩になってきた。見えやすさの追求のほか、目の乾きを防ぐなど装用感の改善のため、素材や形が"進化"を続けている。老眼でも使える遠近両用や瞳が美しく見える商品など、用途もさまざまに広がっている。コンタクトレンズは高度管理医療機器で、購入時に眼科医の検査や処方を受ける必要がある。にもかかわらず、インターネット経由で購入する人が多いのは、店によって価格にバラツキがあるなど、販売方法に不透明感があるからだ。その点もすっきり見えるようにしてもらいたいものである。

コンタクトレンズのいろいろ

  チバビジョンの「O2オプティクス」1か月交換タイプ
「O2オプティクス」は、酸素を通しやすいシリコーンハイドロゲルという新素材を使っている。
酸素透過率は、従来の使い捨てソフトコンタクトレンズの約6倍だ。
 シードの2週間交換タイプソフトコンタクトレンズ「2weekPure(ツーウィークピュア)」は、
プラスとマイナスのイオンを結合させた両性イオンの独自開発素材を用いている。
たんぱく質などの汚れ成分を引き寄せにくいのが特長だ。
 ボシュロム・ジャパンの1日使い捨てソフトコンタクトレンズ「ボシュロム メダリスト ワンデープラス」は、従来のレンズに比べて周辺部のカーブを緩やかに加工して、瞬きするたびに涙がレンズ全体に広がりやすくした。
ロート製薬のソフトコンタクトレンズ「ロートi.Q.14バイフォーカル」2週間交換タイプ
 ロート製薬の遠近両用ソフトコンタクトレンズ「ロートi.Q.14バイフォーカル」(2週間交換タイプ)は、加工技術を工夫した。遠くを見る時と近くを見る時の中間部分を滑らかなカーブでつなぎ、視界の変更が楽にできるようにした。
ジョンソン・エンド・ジョンソンの1日使い捨てソフトコンタクトレンズ
「ワンデー アキュビュー ディファイン」
 ジョンソン・エンド・ジョンソンが発売した1日使い捨てのソフトコンタクトレンズ「ワンデーアキュビューディファイン」は、レンズの縁をうっすらと黒く色付けている。瞳の輪郭が鮮明になるという。
メニコンの乱視矯正用ソフトコンタクトレンズ「マンスウエアトーリック」1か月交換用
 メニコンは入会金と月額1890円で、最適なレンズを使える定額制コンタクトの「メルスプラン」という仕組みを提供している。会員数は65万人超。乱視用ソフトコンタクトレンズ「マンスウエアトーリック」(1か月交換タイプ)など、会員専用のレンズを増やしている。

コンタクトレンズで角膜の細胞が減少する?

コンタクトレンズは、角膜の上にある涙の上に乗っており、まばたきと共に動くので下の涙も入れ替わります。しかし、場合によっては涙の交換が十分にできず、角膜が酸素不足になることがあります。  角膜の表面の上皮は、最も酸素不足の影響を受けますが、細胞分裂が活発なため、傷がついても回復します。しかし、角膜を構成する5層の細胞のうち、1番内側の1層にあたる角膜内皮が、長期間のコンタクトレンズ装用による酸素不足で障害を受けると、細胞は再生しません。酸素透過率の悪いハードレンズや、水分をあまり含まない厚いソフトレンズなどを長期間装用することが問題です。  角膜内皮の一部の細胞が死滅すると、周囲の細胞が面積を増やして脱落部分を埋めます。細胞数には個人差がありますが、一般に年を取ると減少します。  角膜内皮細胞が極端に減ると、内皮の奥にある水分が角膜に侵入して膨張し、透明な角膜が混濁して視力が低下します。  角膜内皮細胞の数は、1平方ミリ・メートルあたり1000個もあれば機能の障害は起きませんが、高齢になるとさらに減少する可能性もあり、要注意です。また、白内障手術で細胞数が減る場合もあるため、すでに細胞数が減っていると、目の手術を受けにくくなることもあります。  十分な酸素を角膜に供給する材質のレンズを使用すると、角膜内皮障害が起きにくくなります。細胞の減少傾向が見られる場合は、できるだけ眼鏡を使用し、必要な時のみコンタクトレンズを装用するのがよいと思います。  井上治郎 井上眼科病院理事長(東京・御茶ノ水) (2004年9月26日 読売新聞)
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